2007年度奨励会3段リーグ 和田澄人vs佐藤天彦戦 講評

相矢倉戦で図の様に和田氏が64から73角と利きを通しているのに対し守勢になり続けた。第二図では歩一枚分損しているが先攻出来ている。結果角を捌かれてからは佐藤氏が押され気味で押し切られた様だ。

若干16歳にして3段リーグに入り、和田氏は奨励会を去り、佐藤氏はストレートに名人に向けた道を取った(存じない方は調べて下さい)、宿命的な取り合わせに思える。

【補足】括弧部は 天野貴元 「オールイン」に詳しい